大和と蓮の日記 3

こんにちは。インターン生のYukine です。わたしの体験記録も3回目になりました。
今回は蓮について詳しく書きたいと思います!!!

7週にわたり、大和のトレーニングと並行して、蓮と先生が仲良くなれる為の活動を行ってきました。
蓮はとっても人懐っこいワンコなのですが、一部の先生や外部からのお客さんに威嚇して吠えてしまうということが多々ありました。わたし自身はそれを目の当たりにしたことが無く、先生たちが教えて下さったのですが、朝の出勤の際に入り口で吠えられて先生が中に入られない時もあるようでした。これを踏まえて まずはじめに、先生たちの気持ちが実際どうなのかを詳しく知るために、インタビューを行いました。そこで感じとったことは、蓮と仲が良い先生から見ても今の環境は蓮にとって良くなく、先生と犬のコミュニケーションがとれていないということ、また 特定の先生に吠えるという問題もあったために、犬たちと先生方の間には壁があるように思いました。

なぜ、特定の先生に吠えるのか、実際に正確な答えは蓮の中にあると思いますが、インタビューをしていると吠えられる先生はみな蓮を恐れているようで、過去にも犬に噛まれそうになった経験があるようでした。また、吠えられた際もどのような対処をして良いのかわからないといった感じで、犬に関する知識はなかったようです。フィリピンでは野良犬がそこら中にいて、一般的にはペットとして飼うというよりも番犬として飼う場合が多いらしく、犬に対するイメージが日本人と少し違うように思いました。これも一つの文化だとは思いますが、ここでは沢山の学生、親子が訪れるために、もっと人と犬の居心地を良くするべきだと思ったのです。そこで、「蓮と先生が仲良くなろう!計画 」を立てることにしました。その第1ステップが、犬のワークショップを開くことでした。1週間の準備をして、第4週目に犬のワークショップを実施し、沢山の先生達と、その時留学に来ていた生徒やご家族にも参加してもらいました。ワークショップの内容は、犬との正しい挨拶の仕方や、犬の見た目でその時の気持ちがわかる犬のボディランゲージ(犬語)などを主に伝えました。その時の詳しい内容は別の記事にあるので、よかったら覗いてみてください!

今回のワークショップで、先生たちが犬についての正しい知識を持ち、犬と関わるという心の準備もできていたようで、犬のワークショップは大成功でした。しかし、1週間後にどう改善されたのか…?というと、実際には変化はありませんでした。実は、ワークショップ後の1週間に先生方にそれぞれ蓮と関わるようにという課題を伝えたのですが、あまり継続できていなかったようです。 そこでの反省を踏まえて、5週目にかかってから毎日のインターンの中で蓮と先生たちが交流できる時間を作りました。毎日デティのオフィスに蓮と行って先生と交流し、おやつをもらったり触れ合ったり… 。日々繰り返していくと蓮が先生たちに尻尾を振り始め、どんな先生であっても指示が聞けるようになってきました。犬を恐れていた先生方は、蓮に指示をしてからおやつをあげたり、触ることもできるようになりとても喜んでいました。わたし自身が、この変化に1番驚きましたし、なにより前はお互いが避け合っていた関係なのに、彼らが楽しく交流できているのを見て、とても嬉しかったです。今では蓮は先生たちに吠えることもなくなり、みんなが「蓮〜蓮〜」と声をかけて仲良くしています。犬が苦手な人に無理に好きになってもらうつもりはありませんでした。しかし、犬が苦手だった人も蓮を理解しながら犬と共存していくことに協力しようとしてくれるようにまでなりました。先生方にはとても感謝しています。

以上!蓮と私の体験記録でした(^^)